「あしびきの
山鳥の尾の
しだり尾の
ながながし夜を
ひとりかも寝む」
百人一首(3番) ・ 柿本人麻呂
有名で綺麗な歌の意味でも、十分な時間が経てば不明になってしまう可能性がある。この和歌にも「あしびき」という枕詞が序詞の山鳥に掛かっているが、今になって、誰も意が解らないままだ。どれだけ世に知られても知識が残る確信がない。逆にいえば、ここまで研究が進んでいる今でも多くの歴史的な人物の人生がうまく再現できていない。そこは多分、僕らは頑張れなければならないところだろうね。ちゃんと色々と残すために、そして色々見つけるためにも……