Sunday, June 1, 2014

『原爆の子』

新藤 兼人の作品はほとんど歴史ホラー映画に当たるが、『原爆の子』もその辺に含まれる。僕ながら「乙羽 信子」のこの映画の中の演技が良かったと思う。とはいえ、他の俳優もとても自然に演じてくれた。特に「滝沢 修」の岩吉爺さんは感動したかもしれない。でもそれっきりにしたくない。是非とも世間に知られてほしい映画だが、確かにモノクロームの上、1952年の制作で少し年を取った映画。それでも今でも監督官や必死に頑張ってくれた俳優達の気持ちは心の底の糸を触れる。戦争後の日本を包んで未来人の僕らに原爆の恐ろしさと悲しさを記録して送った単色映画。




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